【料理が嫌い・苦手・面倒くさい】そんな自分を変えるチャンス！

料理は好きですか？嫌いですか？

皆さんは、お料理は好きですか？得意ですか？

私は、正直言って『苦手』です。

人の為に作るのも、自分の為に作るのも…、とにもかくにも、料理全般において『面倒くさい』と言う気持ちが抜けません。

だから、お料理が大好きで得意な人が本当に羨ましいです。

でも、嫌いな人と好きな人、その差はどこから来るのでしょうか？

その点が気になりませんか？

その理由が分かれば、面倒で嫌いだった気持ちが、簡単にガラッと変わるかもしれません。

私は、その答えがとっても気になりました。

では、一つずつ一緒に考えていきましょう。

料理が嫌いな人の特徴とは？

先ずは、私のように、料理が嫌いな人の特徴と理由を見ていきましょう。

料理が嫌いな人には、やはり共通する特徴と理由があるようです。

【自分の立場上、しかたなく料理をしている】

なぜ料理が嫌いになってしまうのかというと、それは『楽しめないから』に違いありません。

これは、私も耳が痛いのですが…。

一人暮らしを始め、親元を離れたから。

結婚したから。

子供が生まれたから。

節約をしなければならないから。

家族の為に。

このように、料理をする理由は人それぞれではありますが、どんな理由にせよ、『やらされている』と言う感覚でやっている限り、料理を好きになる事は出来ません。

その点が、一番料理が好きで得意な人と違うところでしょう。

特に、まだ自分で自炊をする機会が少ない中高生の皆さんでは、いきなり『さぁ料理をしてください！』と言われても、何をどうやって作れば良いのか分からず、嫌いになるのも当然ですよね。

料理が苦手で面倒くさい人の特徴とは？

次は、料理が苦手で面倒くさい人の特徴と理由です。

【経験がないのに無駄に自信がある】

この言葉にグサッとくる人もいるかと思いますが、結構これが多いそうです。

私も自分の勘に頼るところが多々ある事を、恥ずかしながら、今ここで気付いてしまいました。

その上、経験がないのに何故か「上手く出来ない訳がない」と言う根拠のない自信があります。

こういう人はレシピを見てそれに従い調理するといった作業を嫌う傾向がある為、料理が下手なままでいる可能性が高いです。

【味見を全くしない】

通常、調味料を入れた時などは味見をしますね。

味見をする事で、勿論、濃い・薄いなどを判断出来るのですが、料理の下手な人はこれをしない事が多いそうです。

しかし、皆さんもご存じの通り、味を整えないと、全く意図していない方向へ味が辿り着いてしまいます。

その為、同じ料理でも毎回違う味に仕上がってしまうと言う、味のムラが起こってしまうのです。

【自己流で料理をする】

上の内容と関係していますが、『面倒くさい』という理由から、イメージや感覚だけで料理を作ってしまいがちです。

これも、耳が痛いお話です。

このような特徴がある人は、『大体これくらいかな』という感覚で料理をしたり、調味料も全て目分量で加えたりします。

私は、まさしくこちらです。

だからこそ、毎回味がブレたお料理が出来上がる訳が、やっと分かりました。

また、「甘過ぎる時は塩を入れれば良い」と言う安易な考えを持っている人も多く、それが味がハッキリしない結果を生んでいます。

レシピを見たり、量を図るのが面倒くさい等の理由から適当に調理していると、美味しい料理が出来る訳がありません。

【本当に美味しいものを食べた事がない】

美味しいものを食べる機会が多いと、だんだん舌が肥えてくると言いますよね。

では、『舌が肥える』と言う事はどんな言う意味を持つのでしょう？

舌が肥えると言うのは、美味しいものとそうでないものの区別が出来ると言う事です。

美味しいものを食べてこそ、自分の料理との比較が出来るのかもしれません。

例えば、ジャンクフードが好きな人は、料理の味も濃くなりがちで、マヨネーズやケチャップなどで何でも味付けをしようとしたりします。

味覚音痴の人が作った料理は、どうしても普通の人の口に合わない事が多いようです。

このように美味しいものを食べる事によって、初めて自分の料理の味に気付けるのかもしれないので、いろんな食事にも挑戦してみたいですね。

【材料の下ごしらえをしない】

これも、下ごしらえという作業自体が『面倒くさい』からという理由からきています。

私にも身に覚えがあり、気持ちは分からなくもないのですが、あらかじめ野菜だけ茹でておいたり、肉に下味をつけておくだけでも、料理の出来は全くと言って違ってきます。

それに、下ごしらえをしなければ、食べていて味が付いていない肉があったり、野菜が硬すぎたりと、見た目も味も落ちてしまいます。

手間はかかり、面倒ではありますが、ここは頑張ってやっておくと、後々楽になるでしょう。

では、そんな料理が嫌いで苦手、面倒くさいと感じている人達が、料理が楽しく、大好きになる為には、どうしたら良いのでしょうか?

料理の楽しみ方って、どんな事？

【料理を好きになる方法は、視点を変える事】

まず、「やらなきゃいけない事」と思わないようにしましょう。

『一人暮らしなのだから料理くらい出来なければ』とか、『主婦なのに料理が出来ないなんて恥ずかしい』など、料理に対して「出来なければいけない事」と、皆さん考えてはいませんか？

でも、この考え方は、反対にどんどん料理が嫌いになっていくだけなのだそうです。

考えれば、皆さんの勉強だってそうですよね。

『やらなくちゃ！』と思えば思うほど、しんどく感じて、でも、そう思わなければやる気が出ないという人は、きっと多いと思います。

いわゆる、悪循環の状態です。

それは、料理に関しても同じで、「やらなくちゃダメ」と思う事がストレスになり、「料理=ストレスを感じる存在」という意識が出来上がってしまうのです。

でも、嫌ならやらなくて良いんです。

料理なんてその程度のものなんです。

わざわざ嫌々料理しなくても、美味しいものはどこにでもある時代です。

このように、『無理して料理をしなくても悪い事では無い』と、先ずは気楽に考えましょう。

そうして、しばらく外食や買ったものを食べて過ごし、『自分で作ったものが食べたい』と思ったら、気持ちよく料理を作れば良いのです。

これを聞いて、私も少しホッとしました。

皆さんも、こちらを読んで、心をホッと解放させてあげてください。

【褒めてくれる人を見つける】

皆さんも、褒めてくれる人がいれば、嫌いな事も頑張れると思いませんか？

スポーツだって勉強だって、それは同じですよね。

でもこれ、とっても重要な事なんです。

そして、料理もしかり。

褒めてもらう為にやる事ではないにしろ、『美味しいと言ってくれると作り甲斐がある』と思うのは、誰にでも当てはまる事です。

料理を好きになる為には、食べた相手に褒めてもらう事が一番の力になります。

皆さんもそうでしょうが、人は、誰かに食べさせて高く評価してもらう事で、モチベーションを向上させて行きます。

なので、毎日誰かの為に料理を作るのが嫌だと言うのなら、その誰かに『美味しかったらその味を、美味しくなくても頑張りを褒めて！』とお願いしてみましょう。

そして、『褒められれば上達して、あなたも美味しいものが食べられるようになるよ』と、かさねて言っておきましょう。

これはかなり、効果があると思いますよ。

【お金に換算してみる】

ここで、直接的なメリットに目を向けるという方法もあります。

その最たるものが「お金」でしょう。

例えば、同じメニューを、外食すると1000円かかるのに、自分で作ると500円以下で済む、と言う事が良くありますね。

このように、例え一日数百円とは言え、一か月積み重ねると、万単位のお金になる事だってある筈です。

どうですか？

料理を美味しく作る事を頑張るよりも、安く上げる事を目標にするのも、結構楽しくないですか？

これは、貯金するのが好きな人、数字が好きな人に、お薦めの方法だと思います。

【簡単料理を極めてみる】

でも、もう、『包丁を握ったりするのも面倒だ！』と言う人もいるでしょう。

そんな人にお薦めなのが、「簡単料理を極めてみる」と言う方法です。

包丁を使わず出来る料理の限界、火を使わず出来る料理の限界はどこなのか。

この「条件」を自分に与えて、どれだけ美味しいものが作れるのかチャレンジしてみるのも、楽しくないでしょうか？

こちらは、チャレンジ精神に長けている人に向いているかもしれません。

どうですか？

いろいろと、料理が楽しくなる方法をご紹介しました。

みんな簡単な方法なので、是非、挑戦して、料理を楽しんでみて下さい。

では、次に、料理が『上手になる』方法を考えていきましょう。

料理上手って、どんな人？

まず、料理上手とはどんな人の事なのか、皆さんは分かりますか？

一般的に「料理上手」と呼ばれる人は、次の3つがバランス良く備わっている人だと言われています。

①料理の味付けが美味しい。

②料理の見た目が美しい。

③ある程度のレパートリーを持っている。

つまり、食欲がわくような綺麗な見た目で、食べても実際美味しい料理を、レシピを見なくてもいくつか作る事が出来る人。

これが、料理上手な人だと、私も感じました。

では、そんな料理上手の3つのスキルを身につけるには、いったいどうしたら良いのでしょうか？

誰でも料理上手になれる、守るべきコツを知ろう！

【レシピを守る】

何はなくとも、レシピを守りましょう。

私も経験がありますが、自分勝手の料理方法だと、味がぼやけてしまったり、何より美味しい料理が出来上がりません。

料理上手になりたい人は、特に初めて作るメニューでは、必ずこれを意識しましょう！

レシピを少しでもアレンジする事は、料理の応用編になります。

まず基礎を身に着けてから初めて、『ここを変えると自分好みの味になる』と言う加減が分かってくるのだそうです。

【材料をきちんと用意する】

ここは、多少面倒かもしれませんが、

いちょう切り、短冊切りなど、頑張ってレシピ通りに切りましょう。

皆さんは、そんな切り方に意味があるの？と思うかもしれませんが、見た目が綺麗という事以外にも、食材の火の通り方に影響し、味と食感にとても反映されます。

面倒な作業ではありますが、是非頑張って、美味しい料理に挑戦しましょう！

【下ごしらえをちゃんとする】

①調味量を合わせる指示がある時は、事前にちゃんと合わせておく。

②火加減、加熱時間を守る。

③材料を投入する順番を守る。

ここも細かい作業になりますが、小さな指示まできちんと守って、先ずはレシピ通りに作ってみる事が大事です。

その上で、出来上がったものが一味足りないと思ったら、次回作る時に調味料を少し増やして調整したり、材料を変えたりすれば良いと思います。

とにかく、1回目はレシピに忠実に作ってみる事、これが一番大事です。

そして、その後に、アレンジをするようにしましょう。

【こまめに味見する】

ここも、とても大切です。

必ず、味見は面倒臭がらず、調理中に何度か、こまめに行いましょう。

料理は化学の実験に似ている、とよく言われますが、私も、レシピを見ながら料理をする時、料理は化学だなぁと毎回感じてしまいます。

何故なら、材料を混ぜた時点では味が濃すぎるように思えたのに、火を通してみたら、ちょうど良かったと言う事が、料理では頻繁に起きます。

（反対に、火を通す前は物足らなかったのに、出来上がってみたらちょうど良かったと言う事もあります。とても面白いですね。）

特に料理初心者ならば、途中経過を何度も味見する事で、『この段階ではこんな味なんだな』『火を加えるとこんな風に味が変化するんだな』と、料理の感覚を舌で覚える事が出来ます。

こまめな味見を習慣にして、このような感覚を身につけて行きましょう。

【まずは定番メニューにトライ】

先ずは、手順が出来るだけ簡単な、定番メニューを練習するところから始めましょう。

それが出来るようになったら、また新たな簡単メニューへ挑戦して行ってください。

それを3品くらい安定して美味しく作れるようになったら、少し複雑な料理へ挑戦する！と言う流れで練習していくと、だんだん料理上手になって行けるそうです。

【自分が食べたいものを作る】

しかし、初心者向けの定番メニューとは言え、自分が嫌いな食べ物を調理するのは、つまらないものです。

料理は楽しいもの、という感覚を自分の中に定着させる為には、やはり、好きなもの、食べたいものから優先的に挑戦する事をお薦めします。

その上で、初級から中級へと、楽しみながらチャレンジして行って下さい。

【調味料の使い所を知っておく】

どんな料理にも必ずと言って良いほど使われるのが、調味料です。

調味料にも無数に種類がありますが、どんな料理で使うと良いかは種類ごとに大体決まっています。

特によく使われる次の4つについて、使い方を把握しておきましょう。

①塩

味にメリハリが欲しい時、特に塩味を効かせたい時に使うと良い。

②醤油

まろやかな塩辛さが欲しい時に使うと良い。

③ソース

まろやかで、かつ濃い味付けにしたい時に使うと良い。

④コンソメ、鶏ガラ

こちらは、個性がハッキリとして強いので、それぞれの特徴を活かした味付けにしたい時に使うと良いでしょう。

⑤砂糖

隠し味など、味に深みを出したい時、ほんの少量使うと良い。

以上、4つになりますが、調味料はいずれも、意外と、思った以上に癖が強いものです。

使用してから、取り出す事は出来ないので、必ず味見をしながら少しずつ加えましょう。

特に塩は取り返しがつかない事が多いです。

くれぐれも少量から使用をする事をお薦めします。

料理上手に変われるチャンス

ここまで一緒に料理について考えてきましたが、いかがでしたでしょうか？

料理が嫌いで、苦手で、面倒くさい理由を、いろいろとお話ししました。

そして、料理上手になる方法は、意外なほど、基本的な方法だったと思います。

基本に立ち返り、レシピを大切にして行けば、皆さんにも、私にも、憧れの料理上手になれる可能性は大いにあります。

料理上手な人も、最初は初心者で、たくさん失敗をしたそうです。

今は簡単そうに料理をしている人も、最初は我々のように何度も失敗をして、そして料理上手になっていったのです。

今が、自分を変えるチャンスだと思います。

コツコツと基本から始め、時々は休んで、無理をしない範囲で頑張っていきましょう。

そして何より、皆さんが料理を大好きになってくれる事を、心より願っています。